
ブルーラジカル(Blue Radical)は、超音波振動と過酸化水素・レーザー照射を組み合わせたラジカル殺菌により、歯周ポケット内の殺菌とスケーリングを同時に行う歯周病治療機器です。小岩駅前パークス歯科では、患者さまへの侵襲を最小限にしながら歯周環境を改善するための選択肢として、このブルーラジカル治療を提供しています。
当院のブルーラジカル治療における特徴

厚生労働省が承認した歯周病治療器
ブルーラジカルは、歯周病治療器として厚生労働省の承認を受けた機器です。2017年に東北大学と臨床医が協力して行った臨床試験で、症状の改善が報告されています。テレビや新聞などのメディアでも取り上げられており、注目されている治療法です。
「治療を受けたが何度も再発してしまう」「なかなか改善しない歯周ポケットがある」という方にとって、新たな選択肢となり得ます。当院では十分な説明を行った上で、患者さまの状況に合わせてご提案しています。
超音波振動とラジカル殺菌の相乗効果
ブルーラジカルの仕組みは、超音波振動による物理的な歯石除去(スケーリング)と、過酸化水素へのレーザー照射で発生するフリーラジカルによる化学的な殺菌を同時に行う点にあります。
通常のスケーリングでは機械的に歯石を除去しますが、歯周ポケット内の細菌を除去するには限界があります。ブルーラジカルのラジカル殺菌は歯周ポケット奥深くに潜む細菌にもアプローチし、1回の処置で歯石除去と殺菌を同時に行えるため、通院回数の削減にもつながります。
外科処置なしで歯周ポケット内を直接殺菌
重度歯周病では、通常の歯石除去だけでは改善が難しい場合に外科手術(フラップ手術など)が検討されますが、侵襲が大きく患者さまへの身体的負担が少なくありません。ブルーラジカルは歯周ポケット内に直接アプローチする非外科的処置であるため、切開・縫合なしで深いポケット内の殺菌が可能です。
ただし、ブルーラジカルにも適応と限界があります。歯槽骨が大きく失われた重度の歯周病には効果が限定的なケースもあります。当院のカウンセリングで、患者さまの状態が適応かどうかを丁寧に確認した上でご提案します。
ブルーラジカルとはどのような治療か

ブルーラジカルは以下の症状・状態を対象とした歯周病治療です。
- 歯周ポケットが4mm以上ある部位
- 歯ぐきの赤み・腫れ・出血が続いている
- 口臭が気になる
- 歯がぐらついている・歯肉退縮がある
- 何度もクリーニングを受けているが改善しない
フリーラジカル(活性酸素の一種)は強力な酸化力で細菌にはたらきかけ、従来の機械的な歯石除去だけでは届きにくかった歯周ポケット内の細菌へのアプローチを目指します。
一般的なレーザー治療との違い
| 比較項目 | 一般的なレーザー治療 | ブルーラジカル |
|---|---|---|
| 主な作用 | 熱エネルギーによる殺菌・軟組織の蒸散 | ラジカル殺菌+超音波スケーリングの同時実施 |
| 歯石除去 | レーザー単独では歯石除去は困難 | スケーリングを同時に行う |
| 殺菌の深さ | 照射部位への効果が中心 | 歯周ポケット内部まで届くラジカル効果 |
| 承認 | レーザー機器ごとの承認 | 厚生労働省が承認した歯周病治療器 |
| 臨床エビデンス | 機器・術式により様々 | 東北大学との臨床試験で改善を報告(2017年) |
治療後のセルフケアをサポートする「ペリミル」

当院では、ブルーラジカル治療後の良い状態を維持していただくため、歯周病管理アプリ「ペリミル」を導入しています。
ペリミルは、東北大学とLuke株式会社が共同開発した、毎日のセルフケアをサポートするアプリです。歯周病は一度治療しても、日常のケアが不十分だと再び進行しやすい生活習慣病です。ペリミルは「治療で良い状態にしたお口を、患者さまご自身で永く維持していただく」ためのツールです。
おもな機能
① お口の状態を「見える化」
- 治療前後のデータや経過を、スマホでいつでも確認できます
- お口全体の炎症レベルや改善状況を、イラストやグラフでわかりやすく表示します
- 治療内容や治療のご予約がアプリに反映されます
② 毎日の歯磨き習慣をサポート
- 歯磨きタイマー機能を搭載し、磨いた記録を残せます
- AIを搭載した「ペリちゃん」から、毎日の歯磨きについてアドバイスが届きます
歯周病の大きな原因のひとつに、「気付かないうちにケアがおろそかになる(ネグレクト)」があります。ペリミルは日常的に「お口に関心を持つ」きっかけをつくり、長期的なセルフケア習慣をサポートします。
適応症例・料金
| 部位 | 料金 |
|---|---|
| 相談のみ(30分) | 5,500円 |
| 1歯 | 22,000円 |
| 臼歯部(右上・右下・左上・左下いずれか4歯) | 52,800円 |
| 上顎全て | 178,000円 |
| 下顎全て | 165,000円 |
| 全顎 | 440,000円 |
当院の治療の流れ

カウンセリング・歯周精密検査
プロービング検査・レントゲンで歯周病の状態を評価し、ブルーラジカルが適応かどうかを確認します。適応でない場合は他の治療方法をご提案します。
治療計画・ご説明
対象部位・回数・費用の見通しを書面でご説明し、十分にご理解いただいた上で治療を開始します。
ブルーラジカル処置
対象の歯周ポケットにブルーラジカルのチップを挿入し、超音波振動とラジカル殺菌を行います。処置時間は対象部位によって異なります。
経過確認
処置後の歯ぐきの状態を確認します。必要に応じて複数回の処置を行い、安定した歯周環境を目指します。
定期的なメンテナンス
ブルーラジカル治療後も、再発を防ぐために定期的なクリーニングを継続することが大切です。ペリミルアプリを活用し、ご自宅でのセルフケアもサポートします。
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よくある質問
ブルーラジカルは保険で受けられますか?
ブルーラジカルは全て自費診療となります。保険診療との併用もできませんのでご注意ください。費用については事前のカウンセリング時に明確にお伝えします。
治療中は痛いですか?
超音波と薬液を用いた処置のため、歯周ポケットが深い部分には多少の刺激を感じることがあります。痛みが強い場合は麻酔を用いることもできますので、遠慮なくお申し出ください。
何回受ければ効果が出ますか?
症例によって異なりますが、1回の処置でも改善を感じるケースがあります。歯周ポケットの深さや部位の広さによって複数回必要になることもあります。カウンセリング時に目安をお伝えします。
重度の歯周病でも効果がありますか?
ブルーラジカルは歯周ポケット4mm以上を主な対象としていますが、歯槽骨が著しく失われている重度の歯周病には効果が限定的な場合があります。まずは精密検査でご自身の状態を確認することをお勧めします。
治療後のメンテナンスはどのくらいの頻度ですか?
歯周病治療後のメンテナンスは、一般的に1〜6か月に1回のペースが目安です。患者さまの口腔内の状態によって最適な間隔が異なりますので、歯科衛生士とご相談の上で決定します。